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【2019年5月18日~9月1日】第9回神戸賞記念企画展「カメは春から夏に鳴く」&特別企画「きみのカメは鳴いている?」

当園では、これまでのスマスイが取り組んだカメ研究等を紹介する企画展「カメは春から夏に鳴く」、そして一般家庭で飼育されているカメを当園に連れてきていただき、鳴き声収録を試みるカメの音声コミュニケーション研究「きみのカメは鳴いている?」を開催します。
今年のスマスイは、第9回神戸賞*1の受賞者がオオヨコクビガメやアオウミガメ、オサガメが人には聞き取れないほど低い鳴き声を使い、おしゃべりしていることを明らかにした、カミラ・フェラーラ博士に決定したことを記念し、春から夏にかけてカメづくしのカメ企画満載です。
この機会にカメづくしのサイエンスカフェと併せて、カメの世界に触れてみませんか。

 

企画展「カメは春から夏に鳴く」

カミラ博士が鳴き声に気づいた「オオヨコクビガメ」を展示するほか、聞こえるように加工したオオヨコクビガメの鳴き声が登場します!また、カメ類に関する日本の調査研究、保護活動をリードしてきたスマスイの活動についてもご紹介します。

20190515turtlekikakuten-HP1.jpgカミラ博士が鳴き声に気づいた「オオヨコクビガメ」

◆開催期間◆

2019年5月18日(土曜)~9月1日(日曜)

開催場所

当園 本館3階 水辺のふれあい遊園

   

展示内容

【生体展示種】

オオヨコクビガメ、リュウキュウヤマガメ(~7月まで)、セマルハコガメ、ヤエヤマイシガメ、ニホンイシガメ、クサガメ、ミシシッピアカミミガメ、アカウミガメ、アオウミガメ、クロウミガメ、タイマイ、ケヅメリクガメなど 

20190515turtlekikakuten-HP4-1.jpgセマルハコガメ 20190515turtlekikakuten-HP5-1.jpg ニホンイシガメ 20190515turtlekikakuten-HP3-1.jpgケヅメリクガメ

 【カメの鳴き声(加工した音)】

オオヨコクビガメ、アオウミガメ、オサガメ

20190515turtlekikakuten-HP6.jpg人工ヒレを装着して泳ぐ「悠」

【パネル展示】

●世界のカメ・ニホンのカメ

●イシガメの生活史

●外来種問題

●スマスイの取り組み

・前足を失ったアカウミガメの悠ちゃんの義肢制作

・ニホンイシガメの生態的研究やその保全活動

・外来種ミシシッピアカミミガメに関する生態的研究や啓発

・神戸空港人工海水池でのウミガメ保護活動

・水生生物の研究者を称える神戸賞 など

 

特別企画「きみのカメは鳴いている?」

これまで日本のカメ研究をリードしてきたスマスイの新たな挑戦です!
一般家庭で飼育されているカメを当園に連れてきていただき、うちのカメも鳴いているか調べてみよう!という企画です。声帯のないカメは鳴くことはない、というこれまでの常識を覆した研究を紹介するにあたり、市民の皆様にも一緒に研究へ参加いただこうというものです。
身近なカメを通して考えることで、カメの鳴き声により愛着をもって注目していただければと思います。また、様々なカメが持ち込まれることで、本研究がさらに発展することを期待しています。

 

◆実施の背景◆

カメの仲間には声帯がないことから、これまでカメが鳴くとは誰も考えてきませんでした。しかし、アマゾン川でオオヨコクビガメが親子間で鳴声のコミュニケーションをとっていることが明らかになり、その常識は覆されました。
カメの鳴き声が約40~4,500ヘルツと人には聞き取りづらいほど低い周波数帯であったことも、誰も気づけなかった一因でした。さらにその後、アオウミガメやオサガメも鳴いていることが明らかになり、カメ類全般が鳴き声でコミュニケーションをとっている可能性も出てきました。単独で生活するカメは他者とのつながりが薄く、社会性は低いと考えられてきました。鳴き声を使って他者とコミュニケーションをとっているならば、カメの社会性は低いと言う考え方も誤りかもしれません。
カメの音声コミュニケーションに関する研究はまだまだ始まったばかりです。カメの仲間がいつごろ鳴き声を獲得したのか、どのようなコミュニケーションに使われているのかなどまだまだ分からないことばかりです。どの種類が鳴いているのか、どういった状況で鳴くのかなどから、これから調べていくことが必要です。


◆実施日◆

2019年6月8日(土曜)~6月30日(日曜)の土曜・日曜 計8日


◆対象個体◆

全長30㎝以下、体重10㎏以下の一般家庭で飼育されているカメ

※特定外来生物は除く

※特定動物は所定の手続きを所有者の責任でおこなうことが条件

※録音設備の関係上、対象サイズ以上のカメは録音できません


◆対象個体数◆

各日4匹 計32匹


◆参加費◆

無料


◆参加方法◆

当園 ホームページよりオンライン予約ページにて申し込み

https://www.sumasui.net/school ※申し込み多数の場合は抽選


◆申し込み期間◆

2019年5月15日(水曜)~各日2週間前の日曜日まで


◆実施方法◆

参加者は、所定の日にカメを当園に持参してください。

持参頂いたカメは当園にて預かり、別室にて録音作業を行います。

預かったカメは受付時間から2時間ほどで参加者に返却します。

解析の結果表は出来る限りカメの返却時にお渡ししますが、間に合わない場合は後日郵送します。

※録音作業の立ち会いはできません。


◆備考◆

●参加者には入園券(当日のみ有効)を1枚進呈します。録音の待ち時間にご利用下さい。ただし、持参したカメをつれて、水族園に入園することはできません。カメの引き取りはお帰りの際にお願いします。

●カメを持参いただく際、移動中のカメの管理は各自の責任でお願いします。

●お車でお越しの際は、周辺駐車場(有料)をご利用下さい。

●必ずしも鳴き声が録音されるとは限りません。鳴き声が録音されないこともまた、次につながる1つの重要な結果となります。

20190515turtlekikakuten-HP2.jpg
オオヨコクビガメの鳴き声のスペクトグラム
20190515turtlekikakuten-HP7.jpg録音の様子(イメージ)

◆申し込みに関する注意事項◆

1)抽選結果は当落に関わらず、締切日より1週間程でお知らせいたします。実施日の1週間前になっても連絡がない場合は、お手数ですがお電話にて当園までお問い合せください。

2)yoyaku@sumasui.jpからのメールが受信できるよう設定を行ってください。

3)yoyaku@sumasui.jpは応募確認のための送信専用アドレスです。本アドレスにメールをいただいても申し込みを受け付けることはいたしかねますので、ご了承ください。

4)「@(アットマーク)」の前に「.(ドット)」や「-(ハイフン)」などが1個以上ある携帯メールアドレス(例…abcd.1234@○○○.ne.jp)には、メールシステムの都合上、当園よりメールが送れません。恐れ入りますが、別のアドレスでご応募ください。

 

【※1】神戸賞とは…

研究活動と社会教育活動に力を入れる当園が、2010年に新設した国際的な顕彰制度。水圏生物における調査研究活動の発展、自然環境保全に対する意識向上、神戸市のアピールにも貢献するべく、水圏生物学や生物多様性の分野において目覚ましい業績をあげた研究者を表彰し、副賞として100万円を贈呈。日本を代表する海洋生物学者で組織される選考委員会によりノミネート、最終選考が行われる。
第9回神戸賞の受賞者は、ブラジルの野生動物保護財団にてカメの音声コミュニケーションを研究するカミラ・フェラーラ博士に決定した。7月6日(土曜)には当園においてサイエンスカフェ、7月7日(日曜)にはホテルオークラ神戸にて授賞式および記念講演会を予定している。