#

バンドウイルカ(愛称マミー)が出産しました!!

16年ぶりにスマスイ待望のイルカの赤ちゃんが誕生!

 

当園では、バンドウイルカ(愛称:「マミー」)が平成28年9月30日10時54分に、オスの赤ちゃんを出産いたしました。出生約14時間後には初授乳も確認し、現在マミーは、赤ちゃんにぴったりと寄り添い、子育てに奮闘しています。
マミーと赤ちゃんイルカはイルカライブ館裏のト
レーニングプールで過ごしており、母仔が落ち着いた環境で過ごせる様、しばらくの間、一般公開は控えさせていただきます。ご理解の程よろしくお願いいたします。(園内にて、ライブ映像を上映中です) 
なお、イルカライブは通常どおり実施いたします


20161004.dolphinbaby1-HP.jpg 20161004.dolphinbaby2-HP.jpg
マミーと仔イルカ 授乳の様子

 

◆出産の状況◆

月 日  時 間  様 子
平成27年12月14日 - 妊娠確定(エコー検査にて)
平成28年9月27日 -

出産の兆候を確認(体温低下や下腹部に力を入れるなど)

スタッフが24時間体制で観察を開始。

平成28年9月29日 - 腹部の膨らみも顕著になり、普段の行動も緩慢になる。
平成28年9月30日 7時36分 破水
  8時 母体から赤ちゃんイルカの尾びれがでているのを確認。
  10時54分 赤ちゃん誕生
平成28年10月1日 0時45分 初授乳確認
  
  

◆赤ちゃんイルカについて◆

性 別 オス
サイズ 体長約130㎝(推定)
体 重 約20㎏(推定)

 

◆母イルカ「マミー」について◆

来園日 平成16年10月19日
年 齢 推定23歳
体 長 約270㎝
過去の繁殖実績 死産1例(平成26年2月6日)

 

◆父イルカ「カイリ」について◆

来園日 平成22年12月8日
年 齢 16歳
体 長 約270㎝
過去の繁殖実績 2例(どちらも仔は死産)
出 身

南知多ビーチランド

(平成12年4月25日生まれ飼育下繁殖個体)


◆今回の出産に関して◆

 当園では、繁殖に対応したプールの改修、適齢期雌雄個体の同居など、バンドウイルカの繁殖に取り組んできました。昨年の12月、マミーの妊娠が確定以後、定期的な健康診断(血液検査やエコー検査など)を行い、これまで以上に細心の注意をはらい、出産までを見守ってきました。
スタッフが見守るなか誕生した赤ちゃんは、はじめは動きもぎこちなく、マミーも驚いた様子で、赤ちゃんと上手に泳ぐことができませんでしたが、同日午後には、赤ちゃんの泳ぎも安定し、母仔がぴったりと寄り添い泳ぐようになりました。
飼育下におけるバンドウイルカの繁殖については、1年以上の生存率は約3割とまで言われています。今後も継続して母仔の様子を観察し、授乳状況などによっては、人工哺育に切り替える準備も整えております。

 

◆一般公開について◆

今回出産したトレーニングプールは、通常お客様が観覧できない場所にあります。母仔がショープールに出られるようになるまで、早くても1年程度は、一般公開は行わない予定です。

 

◆バンドウイルカの妊娠について◆

1)

妊娠期間:約12か月

2) 繁殖様式:
  本種は、野生では、オスの集団、メスと子どもの集団に分かれて生活をしており、出産は春から秋に集中しています。出産・育児は、基本的にメスと子どもの集団で行われ、その中には保母役が存在し母イルカのサポートをすることが知られています。母体は、出産が近づくにつれて、乳腺が発達し、腹部も大きくなります。出産直前は、食欲の低下やホルモンの変動により体温が約1度低下することが報告されています。分娩は短くて30分、長い時で4時間かけて行い、仔は産まれた直後に自力で水面へと浮上し1回目の呼吸を行います。仔は尾側から分娩され、体長約130cm、体重約20~30㎏で産まれます。分娩後、24時間以内に初乳を授乳し、以降約30分間隔で授乳を続け1~2年をかけて離乳すると言われています。
3) 日本の飼育下におけるバンドウイルカの繁殖について:
 

出産は、雌雄の同居期間にも左右されるため1年中全ての月で報告されています。オスは出産の邪魔をしたり、産まれた仔を攻撃したりすることもあるため、安全面を考慮し単独、もしくはメスの集団の中で出産させるケースが多いです。産まれた仔は、約10日以内に死亡することが多く、1年以上の生存率は約3割とまで言われています。また、初産の場合はさらに生存率が低く、授乳不良や母イルカの育児経験不足などが原因にあげられます。