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スマートアクアリウムの実現に向けて IoTを活用した水環境管理の実証実験を開始

 当園(須磨海浜水族園共同事業体:代表企業 株式会社アクアメント)は、Webシステムやアプリの企画・開発を手掛ける株式会社神戸デジタル・ラボ(神戸市中央区)と、防災、環境関連事業を展開する日本ミクニヤ株式会社(神奈川県川崎市)との共同で、当園の水環境管理(展示水槽)にIoTを活用する実証実験を開始しました。
 水族館運営において水環境管理は根幹であり、展示生物の健康状態や展示クオリティに重要な影響を与える一方で、飼育スタッフや設備技術者個人の経験に左右される現状にあります。また、生物によっても適正な環境が異なるため、データの一元管理や将来起こりうる予測が困難なことも課題といえます。
 そこで、本実証実験は、水族館水環境管理へのIoT導入に向けた実証評価を目的として、展示水槽に供給する水の経路にセンサーを取り付け、観測値をクラウドにデータ送信、Webブラウザーでグラフするなどして可視化します。これにより、現場から離れた状況でもパソコンやスマートフォン端末をつうじた監視、スタッフ間で情報をリアルタイムに共有し、起こりうるエラーを予見し、早期対策を講じることが可能になります。
 この度、水環境管理から実証実験を開始し、将来は設備管理(機器の異常検知や省エネ化等)や来場者行動分析など、水族館設備機器に情報処理能力、情報管理能力を搭載し高度運用を可能とする「スマートアクアリウム」の実現を目指します。

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◆実証実験期間◆

平成30年6月14日(木曜)~平成31年3月末(予定)

 

◆システム設置水槽◆

当園 本館 2階 ミズダコ水槽
ミズダコは、ミズダコは、北太平洋に生息する世界最大のタコ。低水温を好み、通常飼育水温は、摂氏15度以下を維持する必要がある。

 

◆システム概要◆

当園 本館 2階 ミズダコ水槽
当園地下階に設置されているミズダコ水槽専用の濾過槽/貯水槽経路にセンサーを取り付け、水環境を計測。また、接続している装置内には環境センサーを設置して室温、湿度等を計測。
計測したデータはクラウドに送信され、パソコンやスマートフォンでも確認できる形でほぼリアルタイムに可視化。

 

◆今後の展望◆

本実証実験では、センサーの設置やデータ収集に関する課題や新たな可能性の抽出を行います。また蓄積されたデータは、今後AIなどの最新技術の活用により、環境や設備の異常検知や電力消費の削減に利用することを検討しています。

 

◆共同実験企業◆

株式会社 デジタル・ラボ (代表取締役:永吉一郎)
〒650-0034神戸市中央区京町72番地 新クレセントビル
電話:078-327-2280  担当:新事業創造係 IoT班 中西
  
日本ミクニヤ株式会社 (代表取締役:田中 秀宜)
〒556-0021大阪府大阪市浪速区幸町3-1-1
電話:TEL:06-6568-3928 担当:市村 康