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【第9回神戸賞】受賞者はカメの研究者に決定!受賞を記念し、春から夏は、カメ、カメ、カメづくし!

当園では、この度、第9回神戸賞の受賞者を決定しました。受賞者は、オオヨコクビガメ(Podocnemis expansa)という大型の淡水ガメが親子で鳴きかわしていることを明らかにし、その後、他のカメも鳴いていることを次々と発表したカミラ・フェラーラ博士(ブラジル)です。
そこで、7月に神戸賞授賞式及び記念講演会を開催するにあたり、当園では4月から7月の期間に、カメの研究者を招聘してのサイエンスカフェ開催や、これまで当園で実施してきたカメ研究の成果を皆様に知っていただく企画展を開催いたします。
各企画の詳細につきましては、個別にプレスリリースを予定しております。記念講演会とあわせて関連企画にもご期待ください。

 

◆第9回神戸賞受賞者及び対象研究◆

 

オオヨコクビガメというカメを皆さんはご存知でしょうか?アマゾン川の川岸で生活しているカメで、卵を川岸の砂の中に産みます。卵は砂の中でふ化し、このふ化した子ガメたち、砂の中から声を出して母ガメを呼び、声を聞いた母ガメは鳴き返すのだそうです。これまでカメは声を出さないというのが世界の常識でした。その常識を覆したのが、Camila R. Ferrara博士です。

20190327.No.9KOBEaward-HP.jpg Camila R. Ferrara博士

(1)受賞者

Camila R. Ferrara博士

 
(2)経歴等
2001年にサントアマロ大学(Santo Amaro University –  UNISA)で獣医学の学位を取得、その後、2007年、国立アマゾン研究所(National Research Institute of the Amazon – INPA)で修士号、2012年に博士号を取得。現在はブラジルのWildlife Conservation Society(WCS)にて、ネグロ川のモンキヨコクビガメの生態研究や、カメの音声コミュニケーションの研究を行っている。
   
(3)受賞対象研究
「カメの音声コミュニケーションに関する研究」
   
(4)授賞式及び記念講演会
2019年 7月7日(日曜) ホテルオークラ神戸にて開催予定です。
  

◆受賞記念企画 その1◆

カメづくしのサイエンスカフェ

スマスイではこの9年カメの研究に力を入れてきました。そこで、スマスイファンのみなさんにもっとカメのことを知ってもらいたいと考え、4人の超有名なカメ学者に講演をお願いしています。これだけの話が聞けるのは、今回が最初で最後の貴重な機会です。

 

第53弾 ウミガメはのろまじゃない!:ゆっくりペースには理由があった

東京大学大気海洋研究所 佐藤克文教授

【開催予定日】4月20日(土曜)

 

第54弾 恐竜は絶滅したけど、カメはこうして生き残った(仮)

早稲田大学 平山 廉教授

【開催予定日】5月11日(土曜日)

 

第55弾 動物の世界はあっという間に変化する。つい最近まで生きていたカメの話(仮)

兵庫県立大学  太田 英利教授

【開催予定日】6月29日(土曜日)

 

第56弾 アマゾンの自然と鳴くカメ(仮)

野生動物保護財団ブラジル  Camila Ferrara博士

【開催予定日】7月6日(土曜日)

 

◆受賞記念企画 その2◆

企画展 「カメは春から夏になく」

スマスイはこの9年間日本のカメ学をリードしてきました。義肢をつけたアカウミガメの悠ちゃん、外来種ミシシッピアカミミガメ問題、ニホンイシガメの保全、神戸空港人工海水池でのウミガメ保護活動など、その活動のすべてを本館3階屋上展望広場水辺のふれあい遊園で紹介します。もちろん主役のカメ達もたくさん登場します。


 

※神戸賞とは…

研究活動と社会教育活動に力を入れる当園が、2010年に新設した国際的な顕彰制度。水圏生物における調査研究活動の発展、自然環境保全に対する意識向上、神戸市のアピールにも貢献するべく、水圏生物学や生物多様性の分野において目覚ましい業績をあげた研究者を表彰し、副賞として100万円を贈呈。日本を代表する海洋生物学者で組織される選考委員会によりノミネート、最終選考が行われる。