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研究員Dr.松沢が、メキシコで開催される国際ウミガメシンポジウムにて研究発表

この度メキシコで開催される国際ウミガメシンポジウムにおいて、当園の研究部研究企画課の松沢慶将(まつざわよしまさ)研究員が、口頭での研究発表を致します。発表タイトルは、「日本沿岸におけるウミガメ混獲の削減のための定置網脱出装置の開発」についてです。

今回の発表は、平成21年に南知多ビーチランド(愛知県)、平成22年及び23年に当園にて実施した定置網用ウミガメ脱出装置開発実験の成果を報告するものです。この取り組みは、その順調な成果はもちろんのこと、北太平洋のアカウミガメの存続に共に責任を持つ、日本・米国・メキシコの漁業者、製網会社の技術者、政府関係者、海洋生物学者が参画する画期的なものでした。当園の大水槽を使い公開実験にした点や、毎年この国際ウミガメシンポジウム開催にあわせて発行される専門誌「The State of the World’s Sea Turtles(www.SeaTurtleStatus.org/)」の中でも特集記事が組まれるなど、世界から注目を集める研究となりました。

国際ウミガメシンポジウムは、世界中のウミガメ関係者約800名が集い、最新の研究成果についての報告や、今後の研究や保護政策の在り方などについて協議する場です。当園園長の亀崎は、このシンポジウムの主催団体である国際ウミガメ学会の理事を務めています。

 

[シンポジウム名]

「第32回国際ウミガメシンポジウム」

32th International Sea Turtle Symposium

 

[開催地]

メキシコ  Oaxaca州Huatulco市

 

[開催期間]

平成24年3月12日(月曜)~16日(金曜)※現地日程

 

[題目]

日本沿岸におけるウミガメ混獲の削減のための定置網脱出装置の開発

POUNDNET ESCAPE DEVICES (PEDS) CAN MITIGATE BYCATCH OF SEA TURTLES IN JAPANESE COASTAL FISHERIES

 

[発表者について]

氏名:松沢慶将 (農学博士)matsuzawa.jpg

所属:須磨海浜水族園 研究部 研究企画課課長

経歴:ウミガメの胚発生、特に性決定に及ぼす温度の影響に関する研究により京都大学で博士号取得。

フロリダ大学(日本学術振興海外特別研究員)、 日本ウミガメ協議会を経て、 平成22年4月より須磨海浜水族園勤務

その他:国際自然保護連合種の保存委員会 ウミガメ専門委員会副議長 (東アジア担当)、大阪市立大学非常勤講師なども務める。

 

[共同発表者]

石原孝(日本ウミガメ協議会・東京大学)、John Wang(米国大気海洋局・ハワイ大学)、Hoyt Peckham(Grupo Tortuguero・スタンフォード大学)

 

[当園で実施した実験について]

実施日:平成22年9月30日~10月3日及び平成23年10月27日~11月2日

実施場所:当園 本館 波の大水槽

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