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【経過報告】列車事故を防ぐ、淡水カメ救出装置

当園と西日本旅客鉄道株式会社(以下、JR西日本)は協力して淡水ガメによる列車輸送障害を防ぐ装置を開発し、昨年話題になりました。現在もその運用は継続しており、今年も第一号のカメがその装置で助けられました。おそらくそれによって列車の遅延が防げたものと考えられます。
そろそろ巷では淡水ガメの産卵期になり、カメが陸をウ
ロウロする時期になってまいりました。今回、助けられたのは、クサガメです。甲羅の大きさ(背甲長)は15.2㎝と立派な雄でした。川や池で生息するカメたちは春になると冬眠から覚めて動き出します。今回、救出されたクサガメも恐らく餌や交尾相手の雌を探し求めて歩き回っているところで列車線路内に迷い込んでしまい、設置された救出装置に落下したものと思われます。淡水ガメが活発に活動するのは7月上旬まで続きます。今後も本装置が活躍し、カメの救出と列車の安全運行に役立てられればと思います。
現在、このクサガメは、当園内にある淡水ガ
メ保護収容施設の亀楽園に運ばれ、何もなかったように元気に過ごしています。

2015.JRkame-HP1.jpg 2015.JRkame-HP2.jpg←カメが挟まり列車事になるポイント(分岐器)と、↑救出装

◆救出場所◆

奈良県御所市柏原

2015.JRkame-HP3.jpg今年、初めて救出されたカメ
(クサガメのオス)

 

 

◆救出日◆

平成28年5月13日(金曜)

 

◆救出されたカメ種◆

クサガメ 雄

 

◆サイズ◆

背甲長15.2㎝
体重417g

 

※今後救出されたカメは、当園で種を確認した後、JR西日本職員によって安全な川や池に戻される予定です。(外来種を除く)