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第31弾「なぜ、ザトウクジラは播磨灘に来たのか?!」 

サイエンスカフェ第31弾「なぜ、ザトウクジラは播磨灘に来たのか?」を開催いたしました。講演者は、鯨類研究で有名な国立大学法人東京海洋大学大学院加藤秀弘教授です。
ザトウクジラは、クジラ目ヒゲクジラ亜目ナガスクジラ科に属する大型のヒゲクジラです。北太平洋のザトウクジラは、冬は沖縄などの暖かな繁殖海域へ、夏になるとオホーツク海などの高緯度の摂餌海域に回遊することが知られています。
ところで、みなさんは覚えていらっしゃいますか?2014年10月下旬ごろより、播磨灘(瀬戸内海)の兵庫県側でザトウクジラが頻繁に目撃されていたのを? 今回のサイエンスカフェでは、播磨灘にやってきたザトウクジラに注目しながら、加藤先生にお話いただきました。

 ↓クリックで大きい画像をご覧いただけます。20151107.sciencecafetirashi-HP.jpg

 

◆開催日時◆

平成27年11月7日(土曜)18時~20時(受付17時30分~)

 

◆開催場所◆

当園 本館1階 大水槽前

 

◆講演内容◆

『なぜ、ザトウクジラは播磨灘に来たのか?』

2014年10月、播磨灘にザトウクジラが現れました。穏やかな瀬戸内海には、極めて異質な来訪者である。本来、外洋を移動すべきザトウクジラに何が起こり、そして何故播磨灘に現れたのか?皆さんと一緒にその謎を考えてみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆講演者◆

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1952年神奈川県生まれ。国立大学法人東京海洋大学大学院教授。
1975年北海道大学水産学部卒業。同大学院水産学研究科でアザラシ、トドの生態を専攻の後、旧(財)鯨類研究所にて鯨類の生態研究をはじめる。水産庁遠洋水産研究所鯨類生態研究室室長等をへて、現職。水産学博士。
ヒゲクジラ類など大型鯨類の生活史の解明を専門とし、とくに環境と生物的特性の関係や、競争種の動態などを通じて、個体群調整機能の解明にとり組み、シロナガスクジラの回復プロジェクトや鯨類と高速船の衝突回避問題解決にも尽力されてきた。2010年科学技術 庁長官賞(現文部科学大臣賞)受賞。IWC科学委員会委員、同分科会議長、日本政府派遣首席科学者等を歴任。
主な著書に『マッコウクジラの自然誌』(平凡社、1995)、『日本の哺乳類学-水生哺乳 類』(東大出版会、2009)、『鯨類海産哺乳類学』(生物研究社、2012)がある。

東京海洋大学大学院

加藤秀弘教授