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第46弾「ねぇねぇウツボ君、一緒に狩りに行かないかい?」

 第46回目となるサイエンスカフェでは、Redouan Bshary(レドゥアン・ブシャリー)博士をお迎えし、ご講演頂きました。

 

◆講演者◆20180412bshary-pictures.jpg

Redouan Bshary(レドゥアン・ブシャリー)博士
ヌーシャテル大学教授

 

 若いころから動物の行動観察が大好きだった博士は、ミュンヘン大学で生態学を学び、その後、マックスプランク研究所で修士号と博士号を取得する。リバプール大学で講師を務めた後、ヌーシャテル大学に移る。樹上生活する霊長類や飼育下のニワトリの研究に取り組んだ後、1997年から研究フィールドは海の中へと移り、掃除魚として知られるホンソメワケベラを対象に、魚の相互関係と相利共生の研究に取りくむ。その後、研究対象はサンゴ礁海域に生息する魚へと広がり、スキューバダイビングによるフィールドでの行動観察や、室内実験を通して、魚類の認知能力の高さを明らかにしていく。発表された論文数は約150本、そこにはサイエンスやネイチャーも含まれる。現在、ヌーシャテル大学理学部の学部長であり、 Ethological Societyの会長も務める。

 

◆開催日時◆

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平成30年5月12日(土曜)18時~20時(17時30分受付開始)

 

◆開催場所◆

須磨海浜水族園 1階 大水槽前

 

◆参加費◆

1,000円、3歳以下無料

 

◆講演内容◆

 紅海に大きなハタの一種がいます。このハタはお腹がすくと近所にすむ知り合いのウツボを誘って狩りに出かけます。ひょろ長い体のウツボは岩の隙間に入り小魚を食べます。襲われた小魚はあわてふためき外に飛び出します。すると、外で待ち構えていた ハタが小魚を食べてしまうという訳です。霊長類などで知られるこのような共同ハンティング(相利共生)は相手個体の意図を理解しているからこその行為と考えられます。どうやら、魚も相手の意図を理解することができるようです。