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鳥類・哺乳類

ラッコ Enhydra lutris

千島列島南部~アリューシャン列島、南カリフォルニア沿岸

イタチやカワウソの仲間。腹上で貝を割るしぐさが有名だが、野生ではほか にもウニ、カニ、ヒトデなどの底生性の無脊椎動物を主に食べる。ほかの 海棲哺乳類と違い、皮下脂肪がほとんどなく、多量に餌を食べることと 上質な毛皮で体温を保っている。哺乳類の中で最も毛が多く、約10億本 生えている。その上質な毛皮のため、人間に乱獲されて生息数が激減し、 国際的に保護されるようになった。近年、北海道でも目撃され話題と なったが、納沙布岬周辺に移植したウニの食害も発生し、その量は約18t/年 とも報告されている。


ゴマフアザラシ Phoca largha

北海道近海~オホーツク海・ベーリング海・チュコート海・間宮海峡・ピョートル大帝湾、渤海~黄海北部

名前のとおり全身に胡麻を振ったような胡麻斑模様が特徴的。2月頃、流氷に 乗って南下し、北海道沿岸に姿を現す。ほとんどの個体が氷の消滅とともに 北上するが、風蓮湖、尾岱沼、サロマ湖などにとどまる個体もいる。氷上で は出産も行われ、産まれたばかりの新生児は全身白い毛(新生児毛)で覆わ れているが、生後3~4週間で胡麻斑模様の毛に生え替わり、授乳も終了する。 体重は約80~120kgになるが、新生児の体重は約7~12㎏である。餌は、スケ トウダラ、カレイ、ミズダコなどの沿岸底生動物や、サンマやイワシなどの 回遊魚を捕食する。1年目の幼獣は主にオキアミ類を食べている。


マゼランペンギン Spheniscus magellanicus

南米大西洋岸、太平洋岸、フォークランド諸島

18種類いるペンギンの中で中型サイズで、体長約70cm、体重約4kg。体の模様は、顔を囲むように白いライン、胸部に2本の黒いラインがあるのが特徴。かわいらしい外見に似合わず、低く太い声で鳴く。それがロバに似ていることから「ジャッカスペンギン」(ジャッカス=オスのロバ)と呼ばれることもある。砂地に穴を掘ったり、小さい岩の割れ目などの穴に営巣する。2つの卵を産み、約40日間オスとメスが交替で抱卵する。当園では3月中旬頃から産卵が始まる。孵化してすぐの雛は手のひらサイズだが、3カ月ほどで親とほぼかわらない大きさになり巣立ちを迎える。


バンドウイルカ Tursiops truncates

世界の温帯~亜熱帯

ハクジラ亜目の中で小型の種をイルカと呼ぶ。その数は40種ほどいるが、飼育できる種は少ない。本種は、好奇心旺盛な性格で環境の変化にも慣れやすいため、多くの施設で飼育されている。沿岸で生活する群れと沖で生活する群れが確認されており、群れは沿岸で通常20頭以下だが、沖合では数百頭の群れが発見されることも多い。オキゴンドウ等との混群をつくることもある。尾びれの主たる役割は推進力を生みだすことで、通常時速5~11kmで泳ぎ、短時間なら時速45kmで泳ぐこともできる。背びれは遊泳時の横ぶれ防止、胸びれはかじ舵の役割をしている。個体群により異なるが、体長は約2~4m。