

ペンギンの紹介 – アトラクション


スマスイに初めてマゼランペンギンがやってきたのは1988年。今から20年以上も前のことです。日本から遠く離れた南米からやってきた12羽のペンギンたちが繁殖し、今では50羽を越えました。 さて、白黒の模様で見た目がよく似ているペンギンたちですが、じっくり見ると1羽1羽模様や体つきが違っています。しかし、やっぱりみんなよく似ていて見分けられない!という時は、右の翼を見てみてください。カラフルなビーズがついています。実はこれ、ペンギンたちの名札のようなもので、ビーズの色がそのまま名前になっています。例えば、「黄青」、「草青グレー」といった具合です。 これらの名前は、思いつきで付けられているわけではありません。 【親のカラー+生まれ年のテーマカラー】で構成されています。通常、マゼランペンギンは2個の卵を産むので、1卵目には【父親のカラー+テーマカラー】もう1卵目には【母親のカラー+テーマカラー】が付けられます。「草青グレー」の場合は、父親が「草青」、生まれ年のテーマカラーが”グレー”というわけです。すなわち、世代を重ねると「オレンジ銀グレー桜」のように長い名前になることもありますが、名前を見れば親子や生まれた年が分かるようになっています。今度ペンギンを見るときには、このビーズを頼りにそれぞれを見分けて、ぜひお気に入りの1羽を見つけてみてください!




体長約70cm、体重約4kgの中型のペンギンで、南アメリカの大西洋沿岸および太平洋沿岸に生息しています。冬は遠洋上を回遊し、春になると陸へ戻り繁殖を行います。草地の茂みや土に穴を掘って巣をつくり、通常2個の卵を産みます。雌雄が交替で卵を温め約40日で孵化したあとも、両親が交替で雛を守り育てます。ロバに似た低い声で鳴くことから、「ジャッカスペンギン」と呼ばれることもあります。